金属元素の比熱

[物理:エネルギー:気体の内部エネルギー]

計算

特長
  • 気体分子の場合と同様、固体である金属元素の場合も、1モルの熱容量がその種類によらずだいたい、同程度の大きさになることを確認し、温度と原子1個あたりの運動エネルギーについての認識を深める。
  • 気体の内部エネルギーと比熱」の導入、あるいは補足説明として取り扱う。
用具
理科年表、周期表(教科書などに載っているものでよい)

方法
  1. 理科年表などを使って金属元素(Mg,Al,Ca,Fe,Cu,Zn,Ag,Auなど)の比熱を調べ、表を作成しておく。
  2. なお、時間があれば、1gあたりの原子数を計算し、これを横軸に、比熱の値を縦軸にとって結果をグラフにプロットさせる(このほうがいかにも物理らしい)。(表の例参考)

元素 比熱 原子量 1モルの熱容量
Mg 0.246 24.3 5.98
      
原理
気体分子の場合と同様、固体である金属元素の場合も、1モルの熱容量がその種類によらずだいたい、同程度の大きさになる。

メモ
  • いずれにしても作業として生徒に行わせるためには、電卓が必需品。学校に50台程度は用意しておきたい。