水素の性質

化学:無機物質:非金属

演示実験

目的
水素と酸素の混合気体に点火すると、爆発的に化合することを示す。

用具
水素ボンベ(または水素発生装置)  酸素ボンベ(または酸素発生装置)  スポイト  ガスライター(チャッカマン)  ポリエチレンの袋  洗剤  シャーレ

方法
  1. スポイトの頭部にポリエチレン袋をつけ、袋の中の空気をできるだけ抜いておく。

  2. 水素をスポイトの先からポリエチレン袋に注入する。

水素の燃焼
  1. シャーレ内の洗剤にスポイトの先を浸け、ポリエチレンの袋を押して水素のシャボン玉をつくり、それをスポイトの先から離す。

  2. 空中に浮いているシャボン玉にガスライターで点火する。

混合気体の燃焼
  1. (3)のスポイトに酸素(およそ水素の半分の体積)を注入して、混合気体のシャボン玉をつくり、同様に点火する。
メモ
  • シャボン玉がスポイトの先から完全に離れてから点火すること。不完全だと、スポイトを通じてポリエチレンの袋が破裂して危険。

  • 酸素との混合比の違いで、爆発音の大きさはかなり変化する。

  • シャボン玉を追いかけるのはテクニックが必要なので、シャーレにシャボン玉をつくり、それに点火すればよい。

  • 静電気を防ぐため、袋をぬらしておくとよい。

  • シャボン玉の粘度を上げるため、台所用合成洗剤に砂糖などを溶かす。